先月米PGAツアーでプレーするスコッティ シェフラーとローリー マキロイのふたりが、LIVに所属しているブルックス ケプカとブライソン ディシャンブーとマッチプレーで対戦するというニュースが流れていたが、場所と日時が発表になった。
場所はネバダ州ラスベガスにあるシャドウ クリーク(Shadow Creek)GCで、韓国で開催されていた米ツアーの「CJカップ」が、コロナの時に選手の移動が困難ということでこのコースで開催されたことがある。また、タイガー ウッズとフィル ミケルソンが2018年に「ザマッチ(The Match)」と呼ばれた試合をおこなったのもこのコースだった。
今回の試合は「Showdown(最終的な決着 の意味)」と命名され、12月17日(火)の午後おこなわれる。コースに観客は入れずにTNTという放送局がテレビ中継する。また、賞金がかかった大会ではなく、4人の選手には出演料が支払われ、マキロイとシェフラー、ケプカとディシャンブーがチームを組んで18ホールをプレーする。
対戦フォーマットは、2人の打ったボールのうちいいほうを選択してプレーしていくベストボール(Best ball)と、2人が1つのボールを交互に打っていくオータネット(Alternate)形式を組み合わせておこなう。
シェフラーは現在世界ランキング1位の選手で、マキロイは同3位。ケプカは昨年の「全米プロ選手権」で5つめのメジャータイトルを手にし、ディシャンブーは今年の「全米オープン」を制した。4人の選手とも現在世界トップクラスの選手で、実力は互角と言っていいだろう。
先週DPワールドツアー(旧欧州ツアー)では、プロアマ形式の「ダンヒル リンクス選手権」が開催され、米PGAツアーのコミッショナーとLIVゴルフを経済面でバックアップしているサウジアラビアのファンドのトップが一緒の組でラウンドをしている。
米ツアーとLIVゴルフがタイアップして1つのツアーを運営するという話も大詰めに近づいていると報道されている。
この「Showdown」は、なんとなく「米PGAツアーとLIVゴルフは決して敵対している間柄ではないんですよ。将来仲良く一緒にやっていくんですよ。ファンの皆様!」というメッセージが多分に込められた大会のように思えてしまう。