DPワールドツアー「HSBC選手権」が中東UAEのアブダビで始まった。初日のプレーが終わり首位に立ったのは、イギリスのトミー フリートウッド(33歳)だ。1イーグル、8バーディー、ノーボギーの62のスコアで、コースレコードタイ記録となった。
もし、フリートウッドがこのまま突っ走って優勝すれば、今年1月の「ドバイクラシック」で優勝して以来の勝利となる。夏のパリ オリンピックでは、スコッティシェフラーに次ぐ銀メダルを獲得し、直近の2試合ではいずれも3位となり、現在は世界ランキング10位の位置にいる。
この試合にはローリー マキロイも出場しており、5アンダーのスコアで18位タイとまずまずの出だしだ。マキロイは「ダンヒルリンクス選手権」以来の出場となり、1か月ぶりのプレーとなるが、この間にスイング改造に取り組んでいたと記者会見で語った。
特にアイアンが目標のラインより右に出てしまう傾向があり、それを意識しすぎるとこんどはボールが反対に左方向に飛んでしまうので、トップの位置でクラブがあまり立ちすぎないように、そして右手の肘があまり上に上がらないよう意識したスイングをおこなっているそうだ。
スイングに集中するため、コースを回らずシュミレーターのスクリーンの前での打ち込みをこの1か月間徹底しておこなったと話している。果たして結果に結びつくか、あと3日間マキロイのプレーに注目だ。
この試合には星野陸也と中島啓太が出場している。来季米PGAツアーでプレーすることをほぼ確定させている星野は2アンダーのスコアで48位タイ。中島は5アンダーで18位タイの位置にいる。