DPワールドツアー最終戦

DPワールドツアー(欧州ツアー)のシーズン最終戦「ツアー選手権」については、年間チャンピオンをきめる大会として、一昨日このブログで書いた。

https://worldgolfinformation.com/2024/11/13

第一日目のラウンドが終わり、ローリー マキロイは6バーディー、1ボギーの67のスコアで首位タイに立った。絶好の滑り出しである。同じく首位につけたのは、イギリスのテリル ハットン(33歳)。ハットンはLIVゴルフに所属している選手であるが、LIVで6月に1勝をあげ、先月のDPワールドツアー「ダンヒルリンクス選手権」で優勝した。先週の大会でも2位に入り、勢い(モーメンタム)をもってこの大会に臨んでいる。LIVの選手ながら現在世界ランキングは18位につけている。

そして、首位から1打差の3位には先週の「HSBC」で優勝したイギリスのポール ウォーリング(39歳)がいる。先週の優勝は6年ぶりとなるDPワールドツアー2勝目で、先週の好調さを今週も維持している。

首位と2打差の4位タイには7人の選手が並び、その中になんと中島啓太と星野陸也がいる。残り3日間のプレーを大いに期待したい。

この大会にはDPワールドツアーの年間チャンピオンのタイトルがかかっているので、いつもはアメリカツアーでプレーしている欧州出身の選手たちも、そのほとんどが戻ってきて出場している。

そのため、優勝者に与えられる世界ランキングポイントは26.708。参考までに今週アメリカツアーで開催されている「バーミューダ選手権」の優勝者には22.224が与えられ、DPワールドツアーのほうがポイントが高く、逆転現象がおこっている。

ちなみに、今週日本国内で開催されている「ダンロップ フェニクス」の優勝者に与えられるポイントは、8.717で、「ツアー選手権」の3分の1でしかない。ということは、世界ランキングポイントの観点からみると、「ダンロップフェニクス」の優勝の価値は、「ツアー選手権」の3分の1ということになる。

高いポイントを稼げる大会で上位に顔をみせた星野陸也と中島啓太。この大会での結果しだいでは、大きく世界ランキングの順位を上げることができる。その意味でも2人の選手に期待したい。