全豪プロ選手権

DPワールドツアー(旧欧州ツアー)は、先週シーズン最終戦「ツアー選手権」がおこなわれ、ローリー マキロイが優勝し、併せてシーズンを通して競う年間最優選手のタイトルもマキロイが獲得した。

そして今週からは1週間も休みを入れることなく、季節が春から夏に向かうオーストラリアで新シーズンがスタートし、初戦となる「全豪プロ選手権」が始まった。そして、来週はナショナルオープンである「全豪オープン」が開催される。

母国の大きな大会ということで、ジェイソン デイ、LIVゴルフに移ったキャメロン スミス、マーク リーシマンらは出場しているが、アダム スコットは出場していない。彼は先週の「ツアー選手権」でマキロイと4打差の3位タイとなったので、今週は休養に充てたようだ。

「全豪プロ選手権」は2日目大雨に見舞われて試合が成立せず、3日間に短縮し54ホールでおこなわれることが決まった。大きな大会なので普通ならば、月曜日まで大会を延長するが、「全豪オープン」が次の週に控えているため3日間競技となった。

第2ラウンド途中の時点で、ニュージーランドのコボリ カズマ(23歳)が上位にいる。コボリは長野県生まれだが、5歳のときに両親と一緒にニュージーランドに移り、ニュージーランドの国籍を取得しプロとなった選手だ。

コボリは今年オーストラリアツアーで3勝をあげている。今年のメジャー「全米プロ選手権」と「全英オープン」への出場資格を得たが、いずれも予選落ちを喫している。

日本生まれの若きスターの今後の活躍に期待したい。