パトリックリード アジアンツアーで優勝

先週日本ゴルフツアーでは「カシオワールドオープン」が開催され、来週のシーズン最終戦「JTカップ」を残すのみとなったが、先週同じ日程でアジアンツアーでは「ホンコン ホープン」が開催され、アメリカのパトリック リード(34歳)が優勝した。この大会に出場していた日本の比嘉一貴が首位と4打差の3位に入った。

リードは2018年のマスターズ チャンピオンで、米ツアーで計9勝をあげたのちにLIVゴルフに移籍した。移籍後にLIVでの優勝はなく3位タイがベストの成績だった。だんだん人々の会話にのぼることが少なくなってきていたが、今回の優勝は2021年の「ファーマーズインシュアランスオープン」以来約3年半ぶりとなる。

リードは3日目に59のスコアを出し、これが大きな勝因となった。悪天候のためプリファードライ(フェアウェーのボールを拭いて置き直すことができる)が適応されていたとはいえ、ゴルファーの夢の数字である59を記録した。

スコアが極端によい日の翌日は、スコアがまとまらないことがよくあるが、リードは最終日を4アンダーのスコアにまとめ、2位の選手に3打差をつけて逃げ切った。

LIVゴルフの試合は世界ランキングの対象にならないため、リードはランキングを164位まで落としていたが、この優勝で128位まで盛り返したきた。リードはさらにアジアンツアーの今週と来週(ツアー最終戦)の2試合に出場する予定にしている。