季節が逆の南半球で、オーストラリアのナショナルオープン「全豪オープン」が、11月28日に始まったことはブログに書いた。
https://worldgolfinformation.com/2024/11/29
初日2位と好発進したアマチュアの中野麟太郎だったが、2日目パープレー、3日め4オーバーとスコアを落とし、何があったのか不明だが最終日は18オーバーの90というスコアでホールアウトして、予選通過した選手の中で最下位という成績に終わってしまった。
内容は2バーディー、5バー、5ボギー、4ダブルボギー、1トリブルボギー、1クワッドラプルボギー(規定打数より4打多い)で18オーバー。1つのホールで大たたきをしたというのであれば、そのホールの攻め方を数回にわたって失敗したということが考えられるが、こんなに多くのホールでミスを繰り返すとなると、メンタル面が崩壊してしまったのかもしれない。
優勝したのはアメリカのリグズ ジョンストン選手(24歳)という若手だ。アリゾナステート大学を卒業し、今年米ツアーの下部ツアーでプレーしたが、米ツアーカードを獲得できる順位に入ることができずに、先月おこなわれたDPワールドツアー(旧欧州ツアー)のQスクールを受けて合格し、DPワールドツアーデビューした選手だ。
Qスクールに合格してDPワールドツアーのツアーカードを獲得したのは、日本人選手の久常涼と同じコースである。シーズンを通して競うポイントランキングで上位10位に入れば、翌年は米PGAツアーカードを手に入れることができる。
今回の「全豪オープン」は、男女の大会が同時に同じコースで開催され、ティータイムも男女交互に設定される異例の大会形式を採用している。優勝賞金も順位別の賞金も男女まったく同じ額が用意されている。
そして、「全豪女子オープン」のほうで優勝をきめたのは韓国のシンジエ(36歳)。「全英女子オープン」2勝を含む12勝を米LPGAツアーであげ、最近は日本ツアーをメインにプレーしている選手である。