DPワールドツアー(旧欧州ツアー)の大会「ドバイデザートクラシック」の4日間の戦いが終了した。この大会は昨年11月後半からスタートした新シーズンが、クリスマスと新年の休暇をおえて再開し、2025年最初の大会だった。
優勝したのは、イングランドのテリル ハットン(Tyrrell Hatton,33歳)だ。LIVに移籍している選手だが、最近調子がいい。過去5試合の成績が古い順に、10位タイ、優勝、2位、6位、5位と、優勝2回を含みすべてトップ10入りだ。
これまでこのブログでは、海外のゴルフサイトより選手の写真を引用先明記のうえでコピーしていたが、写真にプロテクトがかかって転用できないケースが多くなってきた。そこで、ハットンがどんな選手なのか興味のある方は、ネット上で「Tyrrell Hatton画像検索」していただければ、見覚えのある顔が出てくるだろう。
ハットンは今回の優勝で、世界ランキングを暫定8位まであげた。LIV所属のハットンがDPワールドツアーの試合に出場する理由は、世界ランキングを上げるためだけではなく、ことし9月末に開催される「ライダーカップ」に出場したいという強い希望があるためだ。
今回の優勝でライダーカップポイントランキングもあがり、ほぼ自動選出当確ラインに到達した。
ハットンはコース上でしばしば感情をあらわにする選手のひとりで、今回も3日目7番ホール(パー3)において、自分の打ったティーショットに不満を爆発させた。手にしていたクラブで、プラスチック製のティーマーカーを壊してしまい、試合後にスコア室で事情聴取をうけている。
その後のハットンのコメントは、「勝負がかかっているような本当に大事な場面で、自らが犯したミスに対して怒りを抑えられずものに当たる。けっしてほめられる行為ではないが、それほど真剣に臨んでいるその裏返しでもある。ゴルファーの人間性にまでかかわるような行為ではないと思っているのだが、、、」と、そんなに気にしていない様子。
なお、ディフェンディングチャンピオンとしてこの大会に出場したローリー マキロイは、決勝ラウンドで盛り返し4位に入った。南アフリカのショーン ノリスは6位タイ。
中島啓太は21位の成績で、ポイントランキングの順位を57位とした。