今週の米PGAツアー「ファーマーズ インシュアランス オープン」は、いつもより1日早い水曜日22日から始まり、25日の土曜日に最終日がおこなわれる。
26日(日)にはスーパーボールに次ぐ人気のプロフットボールの試合があり、まともにぶつかって視聴率で勝てる相手ではないので、試合を1日早くスタートさせた。
「ファーマーズ~」の初日のプレーはすでに終了しており、松山英樹は4アンダーで首位と5打差の18位タイ、星野陸也は2アンダーの49位タイ、金谷拓実が1アンダー、65位タイの位置にいる。
大西魁斗は117位タイ、久常涼は138位タイと、このふたりは出遅れた。2日目に期待したい。
「ファーマーズ~」の舞台はカリフォルニア州サン ディエゴにある名門トーリーパイン ゴルフコースであるが、このコースが近いうちにもう1度米PGAツアーのトーナメントの舞台になりそうだと報道されている。
というのも、カリフォルニア州で発生した複数の大規模山火事の影響で、2月13日から始まる「ジェネシス招待」の開催が危ぶまれていると1月11日のブログに書いた。
https://worldgolfinformation.com/2025/01/11
「ジェネシス招待」の舞台となるリビエラ カントリークラブは被災をまぬがれたものの、火事によって壊滅状態になったエリアに近く、物流・ひとの流れを含め正常に大会が運営できるかどうかPGAツアーが現在精査中である。
仮に場所を移して大会をおこなうにしても、米PGAツアーが要求するハイレベルのコースセッティングを短期間で用意することはほぼ不可能である。そこで米ツアーの大会を予定していたコースであれば、比較的容易に対応できるのではないかということで、今週の舞台トーリーパインの名前が有力な候補としてあがっている。
もしトーリーパインが会場に決まれば、今週上位の成績をおさめた選手にとっては、ジェネシス招待がプレーしやすくなりそうだ。が、ジェネシス招待は格上げ大会としておこなわれるので、基本昨年のフェデックスカップランキングで50位以内に入った選手にしか出場資格はあたえられない。今週5名の日本人選手が出場しているが、戻ってこられるのは残念ながら今のところ松山選手のみである。