1月30日(木)~2月2日(日)の日程でアジアンツアーにおいて、通常の大会よりランクが高く、賞金総額も多いインターナショナル シリーズの試合がインドで開催された。
日本の比嘉一貴(29歳)が初日から上位に顔を出し期待されたが、首位と10打差の5位タイの成績に終わった。
この大会には、昨年の「全米オープン」を制したブライソン ディシャンブー(31歳)が出場し、注目を集めた。ディシャンブーはLIV所属の選手で、LIVゴルフが開幕する前に最終調整の意味で出場したようだ。
アジアンツアーは現在LIVゴルフの傘下にあるため、今回の大会にはディシャンブーのほか、チリのワッキー ニーマン(26歳)、メキシコのアブラハム アンサー(33歳)らも出場した。
ディシャンブーは2位、ニーマンとアンサーは3位タイとLIVの有力選手が上位を占めるなかでの、比嘉の5位タイは大健闘と言ってもいいかもしれない。
LIVの選手をはねのけ、2位のディシャンブーに4打差をつけて優勝を決めたのは、アメリカ人のオリー シュナイダージャン(Ollie Schniederjans,31歳)だった。
米下部ツアーで1勝の実績があり米ツアーでもプレーしたことがある選手で、アマチュア時代にはジャスティン トマスやジョーダン スピースらと競うほどの実力であったが、プロ転向後に腰の故障に悩まされて、実力を発揮することができなかった。
昨年末には上位に入ればLIVゴルフに加わることができる試合に出場したが、惜しくも次点の成績におわった。しかしながら今回の試合への出場資格を与えられ、そのチャンスを今回しっかりとものにしたかたちだ。
腰の故障はもうまったく問題がないと優勝後の記者会見では話しており、今後LIVの選手となるのか、米PGAツアーに戻ってくるのか注目される。