LIV選手に全英オープンの出場権与えられる

「全米オープン」を主催するUSGA(全米ゴルフ協会)が、今年の大会にLIVゴルフ所属の選手に対して恒常的に出場権を与えることは、2月7日のブログに記した。

https://worldgolfinformation.com/2025/02/06

USGAに続いて、「全英オープン」を主催するR&Aも、今年北アイルランドの「ロイヤルポートラッシュGC」で開催する第153回に、LIVゴルフ所属選手に出場権を与えると発表した。

6月27~29日にアメリカのダラスで開催されるLIVゴルフの試合終了後のLIVゴルフのランキング上位5位(すでに出場権を有する選手は除く)までの選手に、出場権が与えられる。

大会名に「オープン」と名がついていながら、特定の団体に所属する選手に対していつまでも出場権を与えないという姿勢をとり続けることは、看板に偽りありと批判されても仕方がないところがあった。

また、LIVゴルフに所属するトップクラスの選手を除いたかたちで、大会を開いてチャンピオンを決めても、果たしてそれが真のチャンピオンを決定したことになるのかという疑問に対して、説得力のある回答を用意することができない。

「マスターズ」を主催するオーガスタナショナルGCは、自分たちが共催する「ラテンアメリカアマ」で優勝し、LIVで活躍しているチリのワッキー ニーマンを昨年の大会に特別招待した。そしてことしの大会にも彼を招待することを発表している。

オーガスタナショナルが今後恒常的にLIVゴルフのメンバーに出場権を与えるのか?また、「PGA選手権」を主催するPGA of Americaが今後どういう対応をとるのか注目される。