米PGAツアー「ジェネシス招待」を制したのは、スウェーデンのラドビグ オゥバーグ(LudvigÅberg,25歳)だった。オゥバーグは2023年11月の「RSMクラッシック」以来となる米ツアー2勝目をあげた。
オゥバーグはアメリカのテキサス工科大学在学中の実績により、大学生ナンバー1の選手に米ツアーカードを与えるという米PGAツアーは初めて導入した制度の第1号となった選手である。これまで大学では大活躍した選手でも、米PGAツアーへスムーズに上がっていくことがなかなかむずかしいことへ米PGAツアーがとった措置だった。
オゥバーグはこの制度を踏み台にして大きく成長した。「ジェネシス招待」には世界ランキング50位までの選手のうち46名が出場するという、メジャー大会レベルで競われそのなかで優勝をきめた意味は大きく、ことしのメジャー大会では間違いなく優勝候補にひとりにあげられそうだ。事実昨年の「マスターズ」では初出場にもかかわらず、優勝争いを演じてスコッティー シェフラーに次いで2位となっている。
オゥバーグはこの優勝により、世界ランキングを6位から4位にあげた。彼の上にはもう、スコッティー シェフラー、エグザンダー シャフレ、ローリー マキロイの3名しかいない。まだ25歳のオゥバーグ。今後の活躍がおおいに期待される。