男子ゴルフの頂点である米PGAツアーにまたひとつ新星があらわれた。名前はルーク クラントン(21歳,Luke Clanton)。現在フロリダ州大学の3年生で、世界アマチュアランキング1位の選手である。どんな選手なのか興味のあるかたは、スマホでLuke Clantonと画像検索をしてみてください。
クラントンは今週おこなわれている米ツアー「コグニザント クラシック」にスポンサー推薦で出場し、2日目を終えて10位という好成績で予選通過を果たし、見事に今季のツアーカードを獲得した。
近年米PGAツアーは、選手の大学時代の成績をポイント化して、20ポイントに達するとツアーカードを与える制度を導入している。
クラントンは、昨年6月の時点では1ポイントも獲得していなかったが、その後スポンサー推薦で出場する米ツアーの大会で、2位を含み5回も15位以内に入る成績をあげてポイントを重ねていった。そして獲得ポイントは19点となり、あと1度米ツアーで予選通過を果たせば1ポイント稼いで、ツアーカードを手にいれることができるところまできていた。
実は、3週前の大会「フェニックス オープン」でもそのチャンスは訪れていた。第2日目の最終ホールでパーオンに成功し、もし20フィートのバーディーパットをきめていれば、予選通過できていた。しかし、惜しくもはずして1打足らずで涙をのみ次回以降に持ち越しとなっていた。
今回ツアーカードを手にしたクラントン。同じ制度で米ツアーにあがり2週前の大きな大会「ジェネシス招待」に優勝したラドビグ オゥバーグ(25歳)。そして、昨年の米PGAツアー「アメリカンエキスプレス」でアマチュア優勝を果たし、その後も1勝をあげたニック ダンラップ(21歳)。若くて才能のある選手がどんどん米ツアーにあがってくる。とても楽しみである。