オーガスタナショナル女子アマは、スペインのカルラ バーナット エスキューダ(Carla Bernat Escuder、21歳)が栄冠を手にした。決勝ラウンド(1日)は現地金曜日の練習ラウンドをはさんで、土曜日におこなわれた。
エスキューダには優勝トロフィーの他に、今後5年間この大会への出場権とともに、プロだけが出場可能な「全米女子プロ選手権」を除く、4つのメジャー大会への出場が今シーズン許される。アマチュアのトップに立ったエスキューダに、女子プロゴルフ最高の舞台が用意される。
エスキューダは米国カンザスステート大学の4年生で、2位の選手に1打差で優勝をきめた。昨年のチャンピオン、ロッティ ウォウドは首位に3打差の3位に終わり、連覇はならなかった。
エスキューダのことを、セベ パレステロス、ホゼ マリア オラザバル、セルジオ ガルシア、そしてジョン ラウム(いずれもマスターズ優勝経験者)に次いで「オーガスタナショナルGC」を制した5人めのスペイン人だと報道されている。
スペイン人だと言っても、大学はカンザスステートに通い、アメリカの大学生ゴルフ競技のなかでもまれてきた選手で、昨年の優勝者ロッティ ウォウドも国籍はイングランドだが現在はフロリダ ステート大学の学生である。
日本から出場した選手では、新地真美夏、倉林紅のふたりが予選を通過し、最終成績は新地が22位タイ、倉林は30位タイだった。新地は昨年のこの大会にも出場しており、29位の成績をおさめている。