今季メジャーの初戦「マスターズ」が始まり、第1日目のプレーが終了した。リーダーボードの上位にきた選手をみてみる。
8バーディー、1ボギーの7アンダーで単独首位に立ったのは、イングランドのジャスティン ローズ(44歳)で、2013年の「全米オープン」を含む11勝を米ツアーであげている大ベテラン選手だ。直近の優勝は2023年の「ペブルビーチプロアマ」、現在世界ランキング39位にいる。実績と最近の調子からすると優勝もありと言えそうだが、これまで「マスターズ」を制した最年長選手はジャック ニクラウスで46歳のときだった。すでにこの年齢に近づいているローズ、体力と気力があと3日間持続できるかどうか?
4アンダーで2位タイに並んだのは、スコッティ シェフラー、ラドビグ オゥバーグ、コーリー コナーズの3人だ。世界ランキング1位のシェフラー、5位のオゥバーグについては、このブログで何度も記しているように、有力な優勝候補である。
コナーズ(33歳)はカナダの選手で、これまで米ツアーで2勝の実績がある。直近の5試合ではすべて24位以内に入り、そのうちトップ10も「アーノルドパーマー招待」の3位を含めて3度記録している。いい調子でこの大会に臨んでいるようだ。また、これまでの彼の「マスターズ」の成績をみていると、昨年は38位タイだったが、2020年10位タイ、2021年8位タイ、2022年6位タイと3年連続でトップ10入りをはたしている。知名度は低いが、けっしてあなどれない選手である。
そして5位タイにはLIV移籍組のイングランドのテリル ハットン(33歳)とブライソン ディシャンブー(31歳)が並んだ。ハットンはLIVゴルフで昨シーズン1勝をあげ、昨年の「マスターズ」で9位タイに入っている。
ブライソンも優勝候補にひとりにあげられており、昨年の「全米オープン」では2回目の優勝を果たした。昨年の「マスターズ」では悪天候のなか初日首位に立ったが、最終的には6位タイに終わっている。
シェフラーとともに優勝候補にあげられていたローリー マキロイはイーブンパーのスコアで27位タイと少し出遅れた。