ブライソン ディシャンブー

来週おこなわれる男子今季メジャー第3戦「全米オープン」のディフェンディング チャンピオンはブライソン ディシャンブー(31歳)である。昨年は首位を走っていたローリー マキロイが終盤に4フィート以内の短いパットを2度もはずしてしまい、ディシャンブーに逆転を許してしまった。

ブライソンはその後も調子がよく、今年のマスターズでは最終日優勝争いにからんだが自滅して5位タイ。「全米プロ」ではスコッティー シェフラーに5打差をつけながらも2位タイの成績を残している。世界ランキングは昨年の「全米オープン」に勝って10位として、現在もそのランキングを保ち続けている。LIVゴルフ選手なので、ランキングポイントが稼げる米PGAツアーの大会に出場できないにもかかわらずにだ。

ディシャンブーが今週おこなわれているLIVの大会で、新しいアイアンセットを使用していると報道されている。ご存じのように彼のアイアンはシャフトの長さがすべて同じという非常にユニークなクラブだ。シャフトの長さがすべて同じなので、スイング軌道が同一となり、ミスが発生しにくくなる。

米ツアーデビュー当時、ディシャンブーはプーマ(Puma)製のものを使用していたが、いくつかのクラブメーカーをへて、今回はLAゴルフ(LA Golf)というメーカーがつくった。設計段階からディシャンブーが深くかかわってきたそうだ。

「全米オープン」でのディシャンブーの活躍、とくに彼のアイアンプレーに注目して観戦したい。