全英オープン イギリス国内地区予選

2週間後となる7月17日から、今期最後のメジャー大会「第153回全英オープン」が、北アイルランドのポートラッシュCCで開催される。4月の「マスターズ」はローリー マキロイが、5月の「全米プロ選手権」はスコッティー シェフラーが、そして先月の「全米オープン」はJ.J.スポーンが栄冠を手にした。早いもので、もう今年最後のメジャー「全英オープン」を残すのみとなってしまった。

今週は、イギリス各地で「全英オープン」の最終地区予選がおこなわれ、ランカシャーGCの予選会では、思わぬ展開で出場権を得た選手がいた。北欧の小国エストニアで生まれ育ったアマチュアのリチャード テダー(20歳)は、最後に残された1枠を3人で争うプレーオフを戦った。そして、その3ホール目、残り85ヤードからのアプローチショットを直接カップに入れてイーグルを奪って決着をつけたのだ。

エストニア人の選手がこれまで「全英オープン」に出場したことはなく、テダーが初めてとなる。エストニアは人口がわずか約140万人の国で、ゴルフコースは国内に9つしかないという。現在アマチュアランキング91位のテダーが、「全英オープン」でどんな活躍をみせてくれるか注目である。