米PGAツアーは公式戦が終了して、今週からプレーオフ３試合がおこなわれる。第１戦はテネシー州で「セントジュード選手権」がおこなわれ、シーズンを通して競われたフェデックスカップ ランキングの上位７０名の選手が出場しておこなわれる。
そして、第２戦は東部メリーランド州で「BMW選手権」が開催されるが、７０名から絞られて上位５０名の選手が進出できる。また、この５０名のなかに入った選手には、来シーズンのシグニチャーイベント(signature event, 格上げ大会)への出場資格が与えられるため、来シーズンは精神的にも経済的にも余裕をもってプレーすることが可能となる。
また、プレーオフの試合では、レギュラーシーズンの時の２倍のフェデックスカップポイントが各選手に与えられるため、ランキング順位の変動が大きくなりファンにとってはおもしろさも倍増される。
第３戦はフィナーレとなる「ツアー選手権」がアトランタ州のジョージアでおこなわれ、この試合でフェデックスカップ チャンピオンがきまる。
「セントジュード選手権」の出場資格者のうち、ローリー マキロイは欠場を発表した。３６歳とけっして若くない年齢でもあり、３週連続で試合をおこなうよりも、第２戦、最終戦に集中したほうが得策と判断したようだ。
このマキロイの判断が、スコッティー シェフラーとのチャンピオン争いにどう影響するのか非常に興味深い。