アイルランド オープン始まる

今週の米PGAツアーは試合が組まれていない。DPワールドツアー(旧欧州ツアー)のほうは、「アイルランドオープン(Irish Open)」が開催され、初日のプレーがおこなわれた。

日本人選手は、中島啓太、桂川有人、そして怪我から復帰した川村昌弘の3名が出場し、川村は25位タイ、桂川は63位タイ。中島は1オーバーで85位タイと大きく出遅れた。

この大会にはローリー マキロイが出場しており、初日は1アンダーで50位タイのスタートとなった。マキロイは9月26日から始まる「ライダーカップ」では、ユーロチームのリーダーとしての役割が求められているので、実践感覚をキープしておくため出場している。

マキロイは英国の一部の北アイルランド出身の選手だが、アイルランドでも当然人気が高く、マキロイのグループは大勢のギャラリーを引きつれてのプレーとなった。ギャラリーが1打ごとに移動するのに時間がかかり、静止してプレーがおこなえる状態になるまでにも時間がかかるので、マキロイのグループは2度も計測にかけられてしまった。2度目は16ホールめでの計測となって、リズムをくずしたのか2連続ボギーをたたいてしまった。

試合後のインタビューでは、計測にかけられたことへの不満を述べていたが、人気があるから引き連れるギャラリーが多くなる。多くなるとどうしてもプレーの進行が遅くなる。これは人気と実力を兼ね備えた選手にとっては宿命のようなものかもしれない。

マキロイが2日目以降にどこまでもりかえしてくるか、興味深いところだ。