26日から始まる「ライダーカップ」のアメリカチームキャプテン キーガン ブラッドリーは、出場が決まった12名の選手に対して、今週の米ツアー大会「プロコア選手権(9/11-14)」に出場要請をおこない、練習ラウンドをともにして最終調整をおこなうことにした。しかし、メンバーとなっているブライソン ディシャンブーとエグザンダー シャフレの2名が「プロコア選手権」にエントリーしていない。
ディシャンブーはLIVゴルフに移籍しているので、米ツアーが彼の出場を認めなかった。出場できないにもかかわらず、ディシャンブーは会場に姿をあらわし、メンバーだけの夕食会には出席する予定だ。しかし、シャフレのほうは会場に顔を見せていない。そのため、ライダーカップへの出場をひょっとしたら辞退するのではないかという憶測を呼んでいた。
しかし、共同通信の報道によると9日(火)シャフレの奥さんマヤは第一子となる男の子を出産し、ビクター(Victor)を名付けられたそうである。彼はこの大会がちょうど出産予定日と重なっていたために、エントリーをおこなっていなかったことが皆の知るところとなった。なんだ、おめでたのせいだったのか。
米PGAツアーでプレーする選手が子どもの出産を、メジャー大会に優先させることは決してめずらしいことではない。初めてのこどもが誕生したことで、守らなければならない家族が増えた。こどものため、家族のために新たな気持ちでシャフレはゴルフに向き合えるようになるかもしれない。シャフレが「ライダーカップ」でどんな活躍をみせてくれるか、楽しみに見守りたい。
