来季米PGAツアーでプレーすることを目標に、今シーズンDPワールドツアー(旧欧州ツアー)でプレーする中島啓太については、このブログで何度か書いている。DPワールドツアーのシーズンを通して競うポイントランキングで、すでに米ツアーカードを保持している選手を除いて上位10位以内に入れば、2026年から米ツアーでのプレーが約束される。
中島は今週、DPワールドツアーの「フランスオープン」に出場しているが、その初日に非常にめずらしいことがおこった。14番ホールで中島の放ったティーショットはファーストカットで止まった。そこからの第2打目、ボールに向けてクラブをおろしている最中にギャラリーのなかから咳が聞こえた。
中島は瞬時にクラブを少し浮かせ、クラブヘッドはボールのすぐ上を通過し、かたちの上では空振りとなった。しかし、プロの競技会のことなのでルールオフィシャルがあとで本人に状況をヒアリングしたのであろう。打つ意思をもってスイングしたとはみなされずに、ペナルティーは科せられず中島はこのホールをパーで切り抜けた。
中島は初日を終えて、首位と3打差の4位タイの好位置につけた。2日目以降のプレーに期待したい。
