中島啓太

DPワールドツアー(旧欧州ツアー)の大会「欧州マスターズ」が、スイスで開催され現地時間31日に最終日を迎えた。日本からは中島啓太が出場し、17位タイの成績を残した。(川村と桂川は予選落ち) 中島はDPワールドツアーをステップとして、最終的には世界最高レベルの舞台「米PGAツアー」でプレーすることを目標としている。

DPワールドツアーは、シーズンを通して競うポイントランキング制を取り入れており、シーズン終了後にランキングの上位10位まで選手には、ごほうびとして来年の米PGAツアーの出場権を与えている。

今シーズン17試合目を戦って17位で大会を終えた中島選手のランキングは13位のままで前週と変わらなかった。

だが、現在のポイントランキングの上位には、ローリー マキロイ、ロバート マッキンタイヤー、ジャスティン ローズ、マット フィッツパトリックら、すでに米ツアーカードを取得している選手がいるので、これらの選手は対象から除かれる。すると中島選手は現時点で10位以内となり、米ツアーカード獲得圏内にいることになる。

11月半ばまで続くDPワールドツアーはまだ9試合を残している。残りの試合でトップ10入り、トップ5入りを果たせば、ランキングの順位は確実にあがって米ツアーでプレーするという夢の実現に一歩一歩近づくことになる。

現在米PGAツアーでプレーする星野陸也は、昨年このルートをたどって到達した。DPワールドツアーの残りの試合、中島啓太のプレーに注目である。