今週は現地時間26日よりアメリカニューヨーク州のベスベージ ステイトパーク ブラックコースで「ライダーカップ」が開催される。
ヨーロッパ出身のトッププロとアメリカ出身のトッププロが、2年に1度チーム戦で戦う大会だ。今回の大会の欧州チームのキャプテンは前回にひき続きルーク ドナルド、そしてアメリカチームのキャプテンはキーガン ブラッドリーである。両チームの出場選手については以前のブログに書いた。
https://worldgolfinformation.com/2025/08
https://worldgolfinformation.com/2025/09/02
今回の大会の舞台となる通称ベスベージ ブラック(Bethpage black)はパブリックコースではあるが、2002年に「全米オープン」が、そして2009、2019年には「全米プロ選手権」が開かれた名門コースである。
また、ペスページブラックは難コースとして知られており、クラブハウスから1番ホールに向かう通路にあるゲートには警告板が設置されていて、「The black course is an extremely difficult course which we recommend only for highly skilled golfers. (ブラックコースは特別難しいコースなので、上級者のみラウンドすることを推奨します。)」と書いてある。平たく言えば、下手なゴルファーはラウンドしないでね ということである。なんと親切で、コースとしてのプライドを感じる警告板であることか。
しかし、この有名な警告板が大会の週になってはずされていることが判明した。1番のティーグランドを囲むギャラリースタンドを設置すると、そのエリアがかなり窮屈となってしまった。来場したファンがこの名物看板の前で記念写真をとろうと殺到することが予想され、急きょとりはずされた。しかし、本物の看板ではないレプリカ版が会場の別の場所に設置された。
過去の対戦をみると、地元開催のチームが熱烈な声援をうけ勝利を勝ち取る傾向があるが、直近10試合の成績はユーロチームの7勝3敗である。
