ベイカレント クラシック2日め終了

日本でおこなわれている米ツアー「ベイカレント クラシック」は2日目が終了した。予選カットはおこなわれないので、すべての選手が土日もプレーをおこなう。

日本で開催される大会で日本人が17人も出場し、そのなかには開催コース「横浜カントリークラブ」をよく知る選手が何人もいるので、日本人選手の活躍が期待された。

しかし、前半戦が終了した時点で比嘉一貴が首位と6打差の9位タイ、金谷拓実が首位と8打差の19位タイの成績である。日本のコースであっても米PGAツアー仕様のコースセッティングをほどこすと、日本人選手は苦戦を強いられるということだろう。

現在米ツアーでプレーし、厳しいコース設定に慣れているはずの松山秀樹は首位と10打差の28位タイ、久常涼は19打差の74位タイの位置で同様に苦闘している。

首位に立ったのはアメリカのマックス グレイサーマン(30歳)だ。米ツアーではまだ勝利はないが、今季2位になったのを含めてトップ10には2回入っており、世界ランキングも39位の位置にいる。

4打差の2位タイにいるのはアメリカのアレックス スモーリー(28歳)選手。同様に米ツアー未勝利だが、今季トップ10入りが2回、世界ランキング141位だ。

2位タイの位置にはエグザンダー シャフレ(31歳)もいる。今季の成績は胸部のけがの影響でよくなかったが、東京オリンピックの金メダリスト。昨年は全米プロ選手権、全英オープン、2つのメジャータイトルを手にした選手である。

もうひとり2位タイに入ったのは、スウェーデンのアレック スノーレン(43歳)で、先日のライダーカップでは副キャプテンを務めた。2018年から優勝がなかったが、今年になって8月、9月立て続けに大きな試合で2勝をあげ、まだまだ選手としてやっていけるところを証明してみせた。

また、首位と5打差の5位タイには昨年の「ZOZO選手権」で米ツアー2勝目をあげたコロンビアのニコ エチャバリア(31歳)がいる。

後半の2日間は、以上の選手を軸に展開されそうである。