今週のDPワールドツアー(旧欧州ツアー)の大会「インド選手権」に出場している中島啓太が大健闘をみせている。初日に2位に立った中島は、2日目に3アンダーのスコアで少し後退したが、3日目には初日と同じ7アンダーのスコアでホールアウトして、単独首位に立った。
この大会は初めておこなわれる大会で、DPワールドツアーが「インドオープン」に次いで2つめのトーナメントとしてインドで開催する。そのため、ローリー マキロイ、トミー フリートウッド、シェーン ロウリー、ビクター ホブランドら欧州出身のトップスターが大会を盛り上げるために出場している。
2打差で2位にいるのは、トミー フリートウッド(34歳)。今年の米ツアー、フェデックスカップチャンピオンで、現在世界ランキング5位の選手である。また首位と3打差の3位の位置にはシェーン ロウリー(38歳)がいる。彼は2019年の「全英オープン」優勝者で、米ツアー3勝の実績があるベテラン選手、世界ランキングは25位の選手だ。
中島は3日目をロウリーと2人でまわり、3アンダーのロウリーに対して7アンダーと、ひるむどころか完全に彼を圧倒している。
中島が最終日、後ろからひたひたと迫ってくるフリートウッド、ロウリーら世界トップスターからのプレッシャーに耐えて、もしも優勝することができたら、来季の米ツアーカード獲得は確定する。さらに、米ツアーでも上位の成績をおさめるフリートウッド、ロウリーを抑えて優勝したとなれば、中島にとってとても大きな自信につながり、来年の米ツアーでの活躍がおおいに期待できる。
最終日の中島のプレーを見守りたい。
