今週の米PGAツアーは、「プレーヤーズ選手権」がフロリダのTPCソーグラス コースで開催される。「プレーヤーズ選手権」は第5のメジャー大会と称されることがあり、メジャー大会に次ぐ権威のある大会である。いずれ女子ツアーのようにメジャーが5つになるのかというと、そうはならないらしい。なぜなら今ある4つのメジャー大会を主催する団体のすべてが承認する必要があるが、足並みが揃わないらしい。
米PGAツアーが主催する「プレーヤーズ選手権」の大会前には毎年コミッショナーの記者会見がおこなわれることになっているが、昨年の夏ジェイ モナハン氏から引き継いて新しくコミッショナーとなったブライアン ロラップ氏は、多くの関係者を集め今後のPGAツアーの改革についてスピーチをおこなった。
現時点で確定していることは何ひとつないと前置きをしたあとで、来年・再来年に実施を計画している改革について語った。
- シーズンのスタートを現行の1月初旬から下旬に移し、シーズン終了を8月後半から9月にする。その中で格上げ大会の数(現在8つ)を増やし、出場できる選手の数を120人(現在70名)程度に増やす。米PGAツアーをコーンフェリーとは別に、1部と2部に分け、実績を残せば2部から1部への昇格も可能とする。
- 格上げ大会に出場する選手をほぼ固定することで、ファンやスポンサーにとって選手ひとりひとりの認知度があがり、関心度が高まる。(毎回毎回あまりよく知らない選手が上位争いをしていて興味がわかないという状況をさける)
- シーズンをこれまではハワイでの2試合でスタートしていたが西海岸からにする。(本土との時差の関係で視聴率があがらない。この変更のためソニーオープンがツアーから姿を消すかもしれないと報道されている)
- 現在、アメリカの10大都市のうちトーナメントが開催されているのはわずかに4都市にすぎない。ニューヨーク、シカゴ、フィラデルフィア、サンフランシスコ、ワシントンDC、ボストンなど人口の多い都市で開催することによって、ツアーの注目度はあがるはずである。
- 現行の米PGAツアーを1部、2部制にすることにより、1部に這いあがろうとする選手、1部に意地でも残ろうとする選手によって新たな活力が生み出される。
- 現在シーズン終了後におこなわれているプレーオフの形式は、他のプロスポーツに比べて盛り上がりに欠ける。たとえばマッチプレー形式を採用して、勝って上位戦に進出するか、それとも敗退かといったドラマを創出していきたい。
以上の改革プランのうち、どれが今後2シーズンのなかで実施されるのか、あるいはすべてが実施されるのか注視していきたい。
