月曜日に持ち越しとなった米ツアー「プレーヤーズ選手権」のプレーオフは、強風が舞い肌寒いコンディションの中おこなわれ、ローリー マキロイが制してツアー通算２８勝目を記録し、優勝賞金４５０万(６億７５００万円、１ドル１５０円換算 )ドルを手にした。
１６番(パー５)、１７番(パー３)、１８番(パー４)の３ホールを使って、総ストローク数の少ない選手が勝つというフォーマットでおこなわれた。
１６番 マキロイはドライバーの飛距離を生かして２オンに成功し、２パットでバーディー。J.J.スポーンの方は２打目がグリーン手前のバンカーにつかまり、バーディーが奪えずにパーでホールアウト。マキロイ１打リード。
１７番 マキロイはグリーンにボールをのせることに成功したが、そこから３パットしてしまいボギー。スポーンはティーショットが大きすぎてグリーンをオーバーして池ポチャ。ドロップゾーンから打ち直したが、寄らずに３パットしてトリプルボギー。この時点でマキロイのリードは３打差となり、ほぼ勝負あり。
１８番 ふたりともティーショットを右に大きく曲げて、２打目はフェアウェーに戻すだけ。そこからふたりとも３オンし、スポーンが１パットで入れれば可能性はほんのわずか残っていたが、入らずにギブアップ。マキロイは２パットでボギーとして優勝がきまる。
マキロイは今年になって２月の「ペブルビーチプロアマ」で勝ち、「プレーヤーズ選手権」でも勝った。格上げ大会で、トップ選手がそろったなかで２勝あげた。このいい流れのまま来月１０日から始まる「マスターズ」に臨むことになる。
もしマキロイが「マスターズ」で優勝すれば、４つすべてのメジャー大会で優勝することになり、ジーン サラゼン、ベン ホーガン、ゲーリー プレーヤー、ジャック ニクラウス、タイガー ウッズなどのレジェンドと並んで、キャリアグランドスラムを達成することになる。