トランプ氏のゴルフ場被害にあう

世界中にホテルなどの不動産を所有するアメリカのトランプ大統領は、ゴルフ場も世界各地に所有している。スコットランドにある有名なリンクスコース「ターンベリー」も彼が所有するコースのひとつだ。

2014年トランプ氏は「ターンベリー」を購入したが、それまでに「全英オープン」が4回開催され、世界のベストコース トップ20に入るほどの歴史と伝統があるコースである。

先週、このターンベリーコースの白いクラブハウスの壁面に赤いペンキを使って大きな文字で抗議の言葉が書かれ、コース上の芝はスコップのようなもので多数掘り返されて、大きな被害をうけた。

犯行声明を出したのはパレスチナの活動家グループで、ガザ地区をアメリカが所有して再開発をおこなう計画を発表したトランプ大領領に対する抗議行動だった。

声明文によると、「我々は、トランプ氏があたかもガザが自分の所有物で、自分が思うように処理しようとしていることに強く抗議する。今回の行動は、トランプ氏個人の所有物がわれわれの抵抗から免れるものではないことを示すものである。われわれは、パレスチナの地がアメリカとイスラエルによって植民地化されていくことに対して、反対の行動を今後も取り続ける。」

ゴルフ場側は活動家たちの行動を非難し、営業をすみやかに再開すると発表した。