今週は格上げ大会の「アーノルド パーマー招待」と同時に米PGAツアーでは、「プエルトリコ オープン」も公式試合として開催されている。フロリダから飛行機で約3時間飛べば、カリブ海に浮かぶプエルトリコがあり、そこがトーナメントの舞台となる。
「アーノルドパーマー招待」のほうは、昨年のツアーポイントランキング上位の選手にしか出場資格がないので、それ以外の選手はこちらの「プエルトリコ オープン」のほうへ回る。4大メジャー大会が開催される週にも、同時に別の大会が開かれオポジット フィールド(opposite field)と呼ばれる。
「プエルトリコ オープン」で優勝すれば、優勝賞金は少なくて今後の格上げ大会への出場権は得ることができないものの、2年間のツアーカードを獲得することができる。選手としては生活の糧を得るめどがついて精神的に楽になり、さらに年間を通してスケジュールを立てることも可能となる。
この大会には金谷拓実、星野陸也、大西魁斗の3名が出場したが、残念ながら大西はカットラインに3打及ばず予選落ちした。予選を通過した金谷と星野は3日目のプレーをすでに終えており、それぞれ35位タイと63位タイの位置にいる。
仮にこの順位でこの大会を終えたとすると、ふたりとも年間を通して競うポイントランキングの順位を落としてしまうことになる。ふたりが最終日奮起することを期待したい。