リディア コウ引退撤回

韓国系ニュージーランド人女子ゴルファーのリディア コウ(27歳)について先月以下のブログを書いた。

https://worldgolfinformation.com/2024/08/30

コウはパリ オリンピックで金メダルを獲得したのち、その2週間後の「全米女子オープン」でも優勝したが、以前から口にしていた30歳までに引退するという気持ちに変化はないと話していた。

コウは先週の米LPGAツアー「クウィーンシティ選手権(9/19 – 22)」に出場し、またまた優勝してしまった。

優勝後の記者会見で、改めて引退について聞かれるとコウは次のように回答している。「キャリアグランドスラム(5つのメジャー大会すべてに勝つこと)を達成することは、これまでずっと自分の目標のひとつだった。3つめを今年の夏とったので、偉業達成まであと2つとなり、目標に向けプレーを続けていきたい。」

引退のことはすこし横に置いておいて、グランドスラム達成に向けて前進していくという方向に考え方を改めたようだ。コウは今シーズン、「全英女子オープン」を含む3勝をあげ、オリンピックで金メダルも獲得した。

こんな絶好調のときに、引退を考えることはどう考えてももったいない。もっともっと勝ち星を重ね、メジャーでも優勝したい。この勢い(モーメンタム)がいつまで続くかわからないが、続くかぎりはゴルフに真剣に取り組んでいきたいという思いに至ったようだ。

女子ゴルフのメジャー大会には変遷があるが、エビアン選手権が加わってメジャー大会が5つになってから、この5つのメジャー大会すべてを制覇した選手はまだ生まれていない。