今季最後のメジャー大会「全英オープン」は予選ラウンドの2日間のプレーが終了した。10アンダーで首位に立ったのは、世界ランキング1位のスコティー シェフラーだ。試合前の記者会見では、「トーナメントで優勝する。だから何なんだ。」と、人生においては試合に勝つこと以上に大切なものがあると、少々哲学的なコメントをおこなっていた。しかし、試合ではやるべきことをちゃんとやっている。残り2日間も上位の成績でプレーすることはほぼ間違いない。
1打差の2位につけたのは、イギリスのマット フィッツパトリック(30歳)。学生時代「全米アマ」のタイトルをとっており、潜在能力の非常に高い選手だ。2022年の「全米オープン」に優勝し、初のメジャータイトルを手にした。その後も米PGAツアーで1勝しており、シェフラーを脅かす存在である。
首位から2打差の3位タイには2人の選手が並んだ。そのひとりはアメリカのブライアン ハーマン(38歳)で、2年前のこの大会で優勝しているメジャータイトルホルダーである。全英以外にも米ツアーで3勝をあげているレフティーのベテラン選手だ。
5位タイにはデンマーク出身のラマス ホイガード(24歳)がいる。米ツアーでは未勝利であるが、欧州ツアーではすでに5勝をあげている。ドライバーが飛ぶ選手で平均飛距離315.8ヤードは米ツアー選手中10位の成績である。ふたごのもうひとりニコライ ホイガードもこの大会に出場して、10位タイと健闘している。
ほかに5位タイグループには、ロバート マッキンタイヤー、クリ スゴタラップらがいる。マッキンタイヤー、ゴララップについては過去のブログに書いているのでご一読を。