DPワールドツアー「アイルランド オープン(Irish Open)」が始まったことは９月５日付のブログに記した。
https://worldgolfinformation.com/2025/09/05
このなかでローリー マキロイは初日少し出遅れたが、２日目以降どれだけ盛り返してくるか興味深いと書いたら、なんとなんと優勝してしまった。
初日は１アンダーだったが、２日目が６アンダー、３日目は４アンダーと第２、３ラウンドでスコアを伸ばし確実に順位をあげてきて、最終日は首位と４打差の位置からスタートした。そして、最終１８番ホール(パー５)でイーグルを奪い首位に追いついてプレーオフに持ち込んだ。そのイーグルパットが以下の動画。
１番人気の選手が最後の最後にイーグル奪取で首位に並んだ。会場は熱狂の渦と化した。そして、プレーオフの３ホールめに相手選手がミスを犯して、マキロイの優勝が決まった。
この大会には米PGAツアーでプレーする選手はほとんど出場しておらず、先月の米ツアープレーオフ初戦「セント ジュード選手権」の優勝者に与えられる世界ランキングポイント６４．５５９に比べると、マキロイがこの大会の優勝で獲得したポイントは３４.４１８だった。ポイントで単純比較すると出場選手の層の厚み(どれだけ強い選手が出ているか)は約半分で、世界ランキング２位の選手にとっては戦いやすい大会だったと言える。
とはいうものの、そこでしっかりと勝ち切れるマキロイの実力は相当なもの。優勝したことで今月２６日から始まる「ライダーカップ」に自信をもって臨めるマキロイ。２０１２年の３９回大会以来となる敵地アメリカでのユーロチームの優勝につながるか、期待が高まる。