アメリカ ニューヨーク州で開催された第45回「ライダーカップ」は、ユーロチームが15対13(ポイント)の成績で敵地での優勝をきめた。ユーロチームは前回のローマ大会に続き連続優勝を果たした。
ユーロチームは金曜日、土曜日の試合で大きく勝ち越し、11.5対4.5で最終日を迎えた。7ポイント差というのは過去に例のない大差で、アメリカチームは地元開催でありながら絶体絶命の窮地に立たされた。
初日、2日目の試合で世界ランキング1位のスコッティー シェフラーが0勝4敗、ムードメーカーのブライソン ディシャンブーが1勝3敗と、勝ちが計算できる選手が大きく負け越したことが響いた。
最終日は両チーム12人の選手が個人で対戦するシングルマッチで、アメリカチームは6ポイント奪い、最終成績を15対13までなんとか盛り返した。スコッティー シェフラーはローリー マキロイと対戦し、辛くも1勝をあげてなんとか面目を保った。
ニューヨークのファンの相手チームへのヤジはひどく、ユーロチームのリーダーであるローリーマキロイは特別ひどい扱いを受けた。
土曜日の試合では、マキロイの奥さんがマキロイのグループについて回っていたときに、ファンからドリンクを浴びせかけられ、いきすぎた行動が問題になった。
スコッティーシェフラーの対戦成績1勝4敗について、メディアでも大きくとりあげられたが、実はタイガーウッズも選手としてライダーカップに出場していたときの成績はよくなく、37試合に出場して13勝21敗3分の記録が残っている。
わずか18ホールで勝敗が決まってしまうマッチプレー。それも1ホールごとにリセットされる試合形式が、ストロークプレーで4日間プレーし結果を出すマインドセットを徹底することでトップに上りつめている選手にはなかなかなじめないのではないかと指摘されている。
2年後の2027年、ライダーカップはアイルランドで開催されることが決まっている。
